学校保健委員会が、学校医の加藤久仁彦先生、歯科医の原田啓先生、学校薬剤師の佐藤義朗先生、PTA三役の方々をお招きして開催されました。主な、内容は以下の通りです。
(1)平成22年度学校保健・安全計画と活動報告昨年度の「学校保健安全法」改正により、本校においても学校保健と学校安全がより密接に関わりながら、生徒と職員の健康保持増進と、安全な教育環境づくりに配慮して様々な活動を実施しています。その報告をし、今後の更なる指針のアドバイスをいただきました。
(2)生徒の健康状態について(学校医・歯科医・薬剤師さんからの助言及び意見交換から)
①心電図や尿検査結果は、成長期に変動がある。精密検査は、一年生でしっかり受けること。
②アトピー・喘息等のアレルギーは、健康調査で把握し、学校行事での安全配慮が必要。
③第4期予防接種は、9割5分の接種率をめざしてほしい。未接種のみなさんは、必ず受けましょ う。
④歯科は、顎関節症について話題になりました。顎関節症は、生活習慣と大きく関係し、心身の健康状態にも影響してきます。正しい姿勢での生活に、気をつけていきましょう。
⑤保健室利用状況は内科が8~9割。原因は、疲れや精神的なもの、寝不足が多く、体調不調と睡眠は大きく関係しています。学年PTAでも携帯電話やインターネットで睡眠不足になっていると話題になったとそうです。メディア中毒にならないように、時間のけじめをつけて生活をしましょう。
⑥インフルエンザやノロウィルスなどの感染症が流行る季節です。うがい・手洗い等の予防対策の継続を。
⑦学校環境については、ホルムアルデヒド゛の空気検査とダニ検査、照度検査を実施。特に大きな異常はなし。教室の空気については、冬期の二酸化炭素と同様、定期的な換気は大切。
(3)スクールカウンセラー派遣事業について
スクールカウンセラー派遣は、月に1回程度、生徒・保護者・担任などのカウンセリングを行っていただき、充実した事業になっています。例えば、①困っている生徒、保護者が気軽に相談できる。②医療機関との連携がスムーズである。③子供の成長差からくる、様々な「つまづき」を学校と家庭が一緒に考えることができる。と、好評の声が多く聞こえています。心の健康は、ケースバイケースです。生徒のつまづきを、マイナスに考えるのではなく、何ができるかを考える相談になっています。
PTA役員の方々からも、この事業の成果を踏まえ、来年度も継続できるようにという要望がありました。
おわりに
学年主任の先生からは、各学年の状況報告もしていただき、また参加者からは、積極的な意見や質問もあり、大変有意義な会議となりました。今後とも本校の保健安全教育活動につきまして、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
保健委員会研究・文化祭展示発表
パワフル庄総2010 「早寝・早起き・朝ごはん」が大切なわけ
~庄総生の健康生活~ (審査員特別賞受賞)
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