校長あいさつ
ごあいさつ
スクール・モットー 「磨こう個性を 拓こう未来を」
本校は庄内地方中央部にあたる庄内町に所在し、北に鳥海山、南に月山を望む庄内平野の地にあります。昭和2年に余目実科女学校として設立され、昭和24年に山形県立余目高等学校となりました。平成7年には県内初の単位制・総合学科を設置し、平成9年に校名変更して現在の県立庄内総合高等学校となり、県内総合学科のパイオニアとしての歴史を積み重ねてきました。
令和4年度より、全日制・昼間定時制・通信制の3つの課程を有する多様な学習ニーズに対応する高校として、新たな歩みを始めました。将来の進路目標や生活状況に応じて学習の時間帯や形態を選択し学ぶことにより、多様な生徒がそれぞれに「個性を磨き未来を拓く」ことができる学校です。
全日制と定時制は、総合学科高校としての伝統を引き継ぎ、一人ひとりの個性と自主性を尊重しながら学びを進め、キャリア学習によって「自らの将来を描き、その実現に向けて努力する力」を育成していきます。通信制は自分のペースで計画的に学習を進め、定期的にスクーリングに出席しながら単位を修得していきます。また特別活動では協働的な活動も取り入れ、自己実現のための強い意志と持続力を培っていきます。
また本校は、庄内町と連携し、地域を学びのフィールドとした特色ある教育活動を多彩に展開しています。伝統の「槇島ほうきづくり」を通して地域の自然を学ぶ「地域と自然」、羽黒古道など地域の史跡を歩いて歴史や文化を学ぶ「地域を学ぶ」、地域の高齢者と交流を深める「生活と福祉」、地域の小学校で先生役をする連携授業、地元企業でのインターンシップ、ボランティア活動など、魅力的な学びがたくさんあります。
さらに部活動でも、多くの運動部、文化部が日々の練習に励み、高校生活を充実させています。体操部は県高校総体で25連覇を達成し、令和4年度四国インターハイでは種目別競技跳馬で優勝する活躍をしています。
これからも、地域の未来を担う人材を育成し、地域に愛される学校を目指してまいります。今後とも、一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。
山形県立庄内総合高等学校 校長 佐 藤 り か